生駒山上の遊園地はどうなっているのか
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子どもの頃に遊びに行ったり、保育園時代ケーブルカーで遊びに行ったりと何かと思い出のある生駒山上遊園地です。生駒山と言われて、まず思い浮かべるのは何だろうか。
きっと生駒山上遊園地(スカイランド生駒)で遊んだ記憶のある人は多いはずだ。大阪か奈良に住んでいる人なら一度は訪れているだろう。子どもの頃、親に連れられて。
あるいは幼い子供を連れて。幼稚園や小学校の遠足で行った人もいるかもしれない。デートで訪れた、という人だっているはず。また遊園地を意識せず生駒山に登っても、山頂に着けば遊園地がある。
ちなみに標高642メートルの生駒山の三角点は、この遊園地内のミニ蒸気機関車の線路に囲まれた一角にある。山頂に立ちたければ、遊園地内に入らなくてはならないのだ。
山上遊園地がオープンしたのは昭和4年(1929)3月27日。だから平成21年(2009)で80周年を迎えた。建設時は車道もなければ重機など機械も何もなかったから、建設資材は全部人の背で担ぎ上げた。
オープンに合わせて宝山寺駅から生駒山上駅までケーブルカー山上線も開通する。山の頂きに足ではなく電車での盆れることに、当時の人は感動したに違いない。
しかも森や草地に覆われていた山腹を登り切ると、そこにおとぎの国が広がっていたのだから。戦前は「摂河泉十一国を展望できる遊園地」とモテ囃され、大層な人気を博したという。
開園とともに登場し、山上遊園地のシンボルとも言える遊具が、飛行塔である。山頂に建つ塔は、高さ40メートル、直径20メートル。四基の飛行機型ゴンドラが吊り下げられて回りながら上下する。
山の標高と合わせて、日本一高い飛行塔とも呼ばれた。その姿は、完成当初から現在も変わらない。
今となってはレトロな姿だが、これに乗れば大阪も奈良も360度の展望が楽しめるのだから、根強い人気を保っている。
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参考書籍