うつ病で仕事を辞めた体験―再出発を目指して
うつ病は、心だけでなく生活全体を揺るがす病気です。仕事を続けられなくなり、人生が大きく変わることもあります。
この記事では、筆者がうつ病を理由に仕事を辞めることになった体験を共有し、その後の再出発に向けた取り組みや教訓をお伝えします。
この記事を通じて、同じような悩みを抱える方が前向きな気持ちになり、一歩を踏み出すためのきっかけになれば幸いです。
うつ病と仕事の両立が難しくなった経緯
ストレス診断で発覚した病
筆者がうつ病だと気づいたきっかけは、会社で行われたストレス診断でした。
結果としてストレスの濃度が非常に高く、産業医との面談が必要だと言われました。
面談を通じて、心療内科の受診を勧められ、会社近くの心療内科に通院したところ、「うつ病」と診断されました。
さらに発達障害も発覚
診断の過程で、発達障害の検査も受けることになり、結果的にアスペルガー症候群と診断されました。
自分がこれまで気づいていなかった精神的な問題が、ここで明らかになり、人生の大きな転機となったのです。
うつ病治療と休職生活
薬物療法の開始
会社に「うつ病」と記載された診断書を提出すると、休職するよう指示を受け、数ヶ月にわたる薬物療法が始まりました。
しかし、治療を続けてもなかなか改善せず、最終的には退職を選ぶこととなりました。
無職になり、借金生活へ
仕事を辞めて収入が途絶えると、生活費や住宅ローンの支払いが難しくなり、カードローンに頼るようになりました。
さらに、クレジットカードで日々の支出を補いながら生活する日々が続きました。
借金の連鎖と自己破産への道
滞納が重なり、弁護士に相談
数年が経ち、住宅ローンやカードローン、クレジットカードの支払いが滞り、経済的に行き詰まってしまいました。
そんな時、知り合いから弁護士に相談するよう勧められました。
弁護士との相談を経て、「自己破産」しか選択肢がないとの結論に至り、持ち家が競売にかけられることになりました。
持ち家を失い、賃貸生活へ
自己破産の手続きを進める中で、持ち家は競売にかけられ、筆者は賃貸に引っ越すことになりました。
この出来事は大きな打撃でしたが、同時に新しい生活へのスタートでもありました。
まとめ
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自己破産と向き合いながら再出発
自己破産の手続きが進む中、家計簿をつけたり、破産管財人との面談を何度も行い、債権者集会にも参加するなど、自分の経済状況と向き合い続けました。
競売により持ち家を失い、申し立てから約1年後に自己破産が完了しました。
現在、筆者は障害年金を受給しながら、うつ病と発達障害の治療を続けています。
うつ病が生活の多くを壊してしまった事実は変わりませんが、それでも今、少しずつ再び歩き始めようとしています。
無職や精神的な障害を抱えながらも、再出発への希望を持ち続けることが大切です。