うつ病

自己破産で借金は消えたのに、心の重荷はまだ消えない日々

2023.01.10

2024.10.20

住宅ローンやクレジットカードローンなど、合計1500万円の借金を抱えていた私は、自己破産によってそのすべてが免除されました。

しかし、自己破産から3年以上経った今でも、私は「借金をしている」という不安に取りつかれたままの日々を送っています。

借金を背負っていた時期の重圧や、「お金を稼がなければならない」という強迫観念が、今もなお私の心を支配しています。

現実にはもう借金はありませんが、頭の中では常に借金生活が続いているかのような感覚にとらわれています。

うつ病と借金苦がもたらした生活の崩壊

私はうつ病にかかり、失業してしまいました。

生活が苦しくなり、住宅ローンやクレジットカードの返済ができなくなったとき、弁護士に相談し、生活保護の道を選びました。

その後、ケースワーカーの指示で債務整理をし、自己破産の手続きを進めることになりました。

弁護士や破産管財人とのやり取り、裁判所での債権者集会への出席を経て、1年後にはすべての借金が免除され、自己破産が完了しました。

自己破産が完了し、借金から解放されたはずなのに、私の心にはまだ大きな不安が残っています。

お金の問題が解決したにもかかわらず、借金生活をしていた頃のネガティブな思考に縛られ、「もっとお金を稼がなければ」と追い詰められているような気分が続いているのです。

障害年金が支給されることになり、生活保護は打ち切られましたが、今も母親と一緒に質素な生活を送っています。

それでも、借金しているかのような恐怖感は消えません。

うつ病が治らないこともあり、私は毎日が苦しいです。

借金からは解放されたものの、その重荷は心に残り続けています。

明るい未来を見据えようとしても、心の中では絶え間なくネガティブな思考が巡り、抜け出せない迷路に迷い込んでいるような感覚です。

自己破産をしても、心は休まることなく、不安に押しつぶされそうな日々が続いています。

夜になると、悪夢が私を襲います。

同じ夢を何度も繰り返し、途中で目が覚め、その後は眠れない夜が続きます。

自分の人生に対する希望を見つけることができず、日々の中で見えてくるのは終わりばかりです。

「どうしてこんな状況になったのだろう？」と考えながら、私は未来への不安と共に過ごしています。

自己破産によって借金は消えましたが、心の中に残る恐怖や不安を消すことはできません。

それでも、少しずつ自分を取り戻すために、前に進んでいくしかないのかもしれません。

大福

大福です。40代、うつ病と自己破産経験あり。現在無職で独身、未婚。彼女いない歴20年。母と同居しながら、再出発を目指す日々をブログで綴っています。同じような困難を抱える方々に少しでも力になれたらと思います。