無職

無職で生活保護を受けていた体験を交えて書きます

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無職、生活保護受給者でした。うつ病です。ケースワーカーから、「いいね! うつ病になって! 働けなくて、うらやましいよ! 俺だって、働きたくないよ! 誰だって働いているんだよ! それでお金もらえるっていいよね!」って、いきなり、言われたことはよく覚えています。

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さらにケースワーカーからは、「生活保護は、生活を保護するのではなく、その人が自立できるようになるための応急処理だからね。だから、さっさと、生活保護、終わってほしいんだけどね!」と、言われたこともありました。

無職、うつ病ですが、神経をすり減らしながら、生活保護費をいただいてきた

毎月、ケースワーカーが訪問してくるのは、本当にびくびく怯えながら生活していました。アパートに2人、3人、多くて4人のケースワーカーが訪問してくるのですから・・・。

 

口々に言いたい放題、言われたくないことを言われてしまって、そのたびに精神が病んでしまって・・・。

 

「うつ病って、どこが?」

 

とか

 

「うつ病に見えないけどね。」

「ちゃんと食べているの?」

「お金余っているんでしょ?」

「家計簿つけて見せてよ」

「何に使っているの?」

「毎日、何しているの?」

 

と、次々に質問されます。

 

朝から夜まで、ケースワーカーが訪問して来ないか、来るか、いつも、突然来るので、絶対にアパートにいておかないといけないと気構えしながら神経をすり減らしながら、生活保護費をいただいてきました。

ケースワーカーによって、性格、考え方が全然違う

アパートに住んでいますが、実質、役所の檻の中に入れられているような気分です。役所から配布されるお金で衣食住するわけですが、かなり肩身の狭い思いで、毎月、お金をいただいていました。

 

ニュース記事とかで、生活保護への差別的なコメントを目にすると、

 

「生活保護って、楽じゃないよ!苦しいよ!ツライよ!」

 

って、心の中で、うわっーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

 

ってなってしまいます。

 

生活保護の手続きも、すごかったです。すべての金融機関の通帳、登記簿謄本、アパートの契約書、障害者手帳、すべての書類をケースワーカーにさらけ出して、すべての個人情報をケースワーカーに差し出すのですから・・・。気分はよくありません。

 

「なんで生活保護受けるの?」

「誰でももらえるものではないよ!」

「簡単にもらえると思わないで!」

 

と、生活保護受給者になってしまうことに抵抗ありつつ・・・。借金もありましたので・・・。借金の明細書も全部見せて・・・。持ち家も処分することを約束して・・・。自己破産することを約束して・・・。

 

ケースワーカーによって、性格、考え方が全然違うので、優しいケースワーカーがいれば、厳しいことばかり言うケースワーカーもいます。

生活保護・・・、毎日が、生き地獄

一度に4人のケースワーカーが来た時は、頭真っ白になりました。しかも、

 

「役所でーす!」

 

と、近所に聞こえるように言われてしまうので、ここの人、生活保護受けているわ!って、バレバレになってしまいます。

 

そういったデリカシーのない方が担当のケースワーカーでした。なんでも相談してと言われたので、何でも相談すると、ただ聞くだけで、何をしてくれるわけではない・・・。ただ、話を中途半端に聞かれるだけで、何も解決してくれないこともザラにありました。

 

また、何度、同じことを言っても、まったく話が通じないこともありました。何も理解してくれない。うつ病を理解してくれない。借金の辛さを理解してくれない。自己破産した苦しさを理解してくれない。身体が痛いことを理解してくれない。もう、生活保護をいただいていて、書くことではないかもしれませんが、毎日が、生き地獄でした。

 

自己破産するより生活保護をいただいて、いつケースワーカーが来るかわからない日々を送る方が苦しかったです。ケースワーカーは、立場を利用してパワハラをしてきました。

限度に限度を重ねて、もう、苦しくて限界なので、書きなぐってしまった・・・

精神内科の担当医にも何度も言いました。すると、

 

「それって、録音すると、勝てるよ!」

「そんなこと、言う人、無視してください、差別です!まったく!」

「なんで、理解してくれないんでしょうね。おかしな人たちですね!」

 

と、精神内科の先生は、ケースワーカーのおかしな言動に対して理解を示してくれました。

 

唯一の味方だったので、毎回、精神内科の先生の診断は、ちょっとした癒しの場でもありました。

自分の体験であり、自分の溜め込んできたツライ気持ち・・・

生活保護をいただくことは、楽してお金をもらっているように、見えますが、実際は働いている時より苦しい、ツライ・・・。自己破産よりツライ、苦しい・・・。うつ病より、苦しい、ツライ・・・。あくまで、僕にとっては、ですけど・・・。

 

ツライ苦しい、順番で言えば、

 

一番は、生活保護受給者であること。

二番目に借金したこと。

三番目に自己破産したこと。

四番目にうつ病、発達障害であること。

 

みたいな感じです。

 

しかも、借金したこと、借金を返済してきたこと、自己破産して、いろんな手続きをしてきたことよりも、はるかに、生活保護受給者出会ったことの方が、苦しく、ツラかったです。

 

うつ病で働けないのに、早く働けるようになってほしいと何度もプレッシャーをかけられてきた

生活保護をもらっている人は、楽をしていると思われます。僕もかつて、働いているころ、生活保護をもらっている人って、なんなんだろうね・・・?って思っていました。

 

働きもせず、お金をもらって生活するって、よほど、問題ありの人だろう・・・って感じで、僕には、縁がないと疎遠していました。

 

それが、まさか、生活保護を受けることになる自分になるとは、思ってもみませんでした。人生、どのように、転落するか、わからないものです。生活保護をもらうようになって、本当に、地に落ちてしまったとつくづく感じてしまいます。

 

しかも、うつ病持ちですから、働くこともできず、ケースワーカーの人から訪問の度に、早く働けるようになってほしいとプレッシャーをかけられていました。

 

そのたびに、心が苦しくなってしまっていました。そして、リビングで、机に伏せこんだまま、動けなかったり、寝込んだまま、動けなかったりしていました。

檻のない囚人状態

留守にしているときに、ケースワーカーの人がくると、書置きがポストの中に入っています。何日、何時何分に訪問したけど、不在だったので、連絡くださいと言うような文章が入った手紙が入れられます。そして、どこにいっていたのか、なぜ、事前に連絡しなかったのか、聞かれてしまいます。

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そして、起こられたこともありました。外出する際は、連絡しなさいと。今からスーパーに行きますと連絡したら、そんな連絡はいらないと言われるし・・・。何が必要なのかわかりませんでした。そういうケースワーカーとのやり取りが、嫌なので、いつも、アパートにひきこもってしまうこともありました。

 

そして、ケースワーカーがいつ来るかわからないで、怯えながら、待つ日々をいつも送り続けていました。本当に苦しかったです。ケースワーカーを待つためにアパートにひきこもっているような感じで生きていたので、檻のない囚人状態でした。

うつ病が悪化していた原因は借金、自己破産だけではなく、ケースワーカーとの関わりも根付いていた

うつ病が治らない・・・。正社員時代にうつ病になってしまって、借金を返済し続けていましたが、とうとう、うつ病になってしまって、働けない状態まで追い詰められました。そして、持ち家を守るためにも、借金を返し続けてきましたが、とうとう限界を迎えました。

 

法テラスの弁護士から、生活を続ける手段として生活保護を検討したほうがいいと言うアドバイスの元、役所に行くことになったのでした。本当は生活保護を受けたいとか、受けるつもりもなく、もう何もかも諦めていました。

 

生活保護の窓口に行くと、世帯分離して母親と世帯を別にして引っ越ししてから生活保護を申請してくれたらいいと言われました。そして、母親に事情を説明して、親戚にも事情を説明して、人生初の一人暮らしが実現したのでした。

 

うつ病なのに一人暮らしは過酷でした。しかも、自己破産前提での一人暮らしです。食事を作ったこともなく、掃除したこともなく、洗濯したこともない自分にとって一人暮らしは、ある意味では地獄のスタートでした。

ケースワーカーの圧力半端ない・・・

そんな中で、ケースワーカーが月に何度かきて、質問されたり、指導されたりを繰り返してきました。ケースワーカーと関わると、いつも元気が余計にすり減るような気分でした。

 

お金は役所から振り込まれるので、生活は続けることはできますが、ケースワーカーとの関わりは切りたくても切れない・・・。借金している苦労をわかってくれない・・・。うつ病になって苦しんでいる気持ちをわかってくれない・・・。自己破産する苦しみをわかってくれない・・・。

 

ただただ、話の通じない冷酷なロボットと話しているような感覚でした。愛情を感じない・・・。ケースワーカーは他人だから当たり前なのですが、生活の面倒を観察されている、監視されている、管理されている、注意される、怒られる、アパートはもはや牢獄みたいな感じです。

 

生活保護費をいただいているから、当然の報いかもしれませんが、働いている時より過酷な生活が続くのでした・・・。

 

ただでさえ、うつ病、借金、自己破産で苦しんでいるのに、追い打ちをかけるかのように、ケースワーカーからカマかけ質問されたり指導されることを永遠と繰り返しされる・・・。しかも、2人、3人、4人と来ることもあるので、圧力半端ないです・・・。

国からお金いただいているのだから、当然・・・?

生活保護費をいただき、ケースワーカーとの関わりを書いてきて、なんだか、嫌なことを再び何度も思い出すことを書いてしまいました。国からお金をいただいているのだから、何を言われても文句言えない・・・。何をされても、文句言えない・・・。

 

うつ病がひどくなっても文句言えない・・・。なんだか生活保護費のお金が鉄のカタマリに感じていました。生きるために必要な鉄のカタマリ・・・。なんだか生きていて虚しいです。生活保護されて虚しいです。苦しいです。悲しいです。うれしくないです。

 

それでも生き抜かないといけないのか・・・。生き続けることの葛藤をするようになったり、寝込んで、動けなくなったり・・・。食事が喉を通らなかったり・・・。食べる気力がなかったり・・・。掃除する気力がなかったり・・・。洗濯する気力がなくなったり・・・。そんな相談をすると、

 

ちゃんと食べなさい!

ちゃんと掃除しなさい!

ちゃんと洗濯しなさい!

ちゃんと清潔にしなさい!

ちゃんと片付けなさい!

 

と、指導されるだけでした。何か相談があったら、いつでも言ってと言われて、信用して言うと、このように、指導されてしまいます。

 

なんだかこれが自分の望んでいた人生・・・?

これが、僕の生きる道・・・?

生活保護されるために生まれてきたの・・・?

 

もう、何もかもわからなくなりました・・・。

ケースワーカーに取り押さえられている夢を見た

公共の場で、ケースワーカーの前で暴れている夢を見て、ケースワーカーに背後から羽交い締めにされながら、街中を歩かされている夢を見ました。

 

うつ病になりながらも、興奮してしまっている自分。ほしいものが手に入らないからと、駄々をこねる子どもみたいに急に暴力的になったところをケースワーカーに取り押さえられて街中にさらされながら歩いた夢を観ました。

 

夜中に目が覚めて、ぼんやり考えながら、なぜあんなことをしたのだろうと、何の意味があって見たのだろうと考えてみました。

 

きっと、束縛から解放されないことに怒りを感じている自分がいているから、それが夢となって感情的に現れてしまったのかもしれないと感じました。早く生活保護を終えて自由になりたい気持ちの現れだと感じました。

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無職ですが生活保護が廃止になった体験を交えて書きます

その後、障害年金を申請して、審査が通りましたので、生活保護は廃止になりました。

ケースワーカーとの関わりはなくなりました。最初に入金された障害年金の高額のお金は、役所にすべて没収されました。

 

今は、無職、うつ病、アスペルガー症候群として精神内科に通院しながら、毎日、布団にうずくまっている日々を送っています。障害年金は2ヵ月に1回振り込まれるようになりました。

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この記事を書いた人

岡星 陽士

うつ病、自己破産者、40代、無職、彼女いない歴20年、独身、未婚ブロガー

岡星 陽士

岡星 陽士(おかぼし はると)と申します。現在、40代、うつ病、自己破産者、無職、彼女いない歴20年、独身、未婚のブログを書く人です。メンヘラの母親と同居しています。自分の今までの人生を書いていこうと思います。

詳しいプロフィール

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岡星 陽士

うつ病、自己破産者、40代、無職、彼女いない歴20年、独身、未婚ブロガー

岡星 陽士

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