自己破産

借金一本化の体験とその先に待っていた現実―失敗から学んだ教訓

借金が重なると、返済に追われ、精神的にも疲弊してしまいます。

複数のクレジットカードで借金を抱え、支払いに苦しんだ経験を持つ方も多いでしょう。

 

そんなとき、「借金の一本化」を考える人もいるかもしれません。

 

この記事では、筆者が実際に借金を一本化した体験と、その結果、どのような現実に直面したかをお伝えします。

 

借金問題に直面している方にとって、少しでも参考になり、前向きな解決策を見つけるきっかけになればと思います。

借金を一本化した理由と経緯

複数のクレジットカードの支払いが限界に

筆者は、複数のクレジットカードを使いすぎた結果、毎月の請求が膨大になり、精神的にも追い詰められていました。

 

毎月さまざまなクレジットカード会社からの請求が届き、それを管理するのが非常にストレスでした。

 

そこで、借金を一本化することを決意し、カードローンで限度額までお金を借り、すべてのクレジットカードの支払いに充てました。

一時的な安心感とその代償
借金を一本化することで、一時的に返済が楽になったように感じました。

 

毎月の支払いが一つにまとまり、頭の中が少しクリアになった気がしたのです。

 

しかし、この安心感は長く続きませんでした。数年後、さらなる問題が襲ってきました。

ストレス診断と会社の休職

うつ病の発覚

正社員として働いていた頃、会社で行われたストレス診断で、ストレス濃度が非常に高いとの結果が出ました。

 

産業医との面談を経て、心療内科の受診を勧められ、診察を受けた結果、うつ病と診断されました。

 

また、その過程でアスペルガー症候群も発覚し、成人になってから発達障害と向き合うことになりました。

 

会社に診断書を提出したところ、しばらく休職するように言われ、傷病手当金でなんとか生活を維持していました。

借金返済の悪循環と滞納

無職と借金の膨張

しかし、うつ病は改善せず、最終的には会社を退職することになりました。

 

傷病手当金が支給されなくなると、生活費を工面するためにカードローンに頼らざるを得なくなり、返済がどんどん厳しくなっていきました。

 

次第にカードローン、クレジットカード、住宅ローンすべての支払いが滞り始め、催促の電話が鳴り止まなくなりました。

自己破産への道

弁護士への相談と自己破産の決断

どうすることもできず、知り合いに相談したところ、弁護士に助けを求めるようアドバイスを受けました。

 

弁護士に相談した結果、自己破産以外に選択肢がないと言われ、ついに自己破産を決断することになりました。

 

その後、持ち家は競売にかけられ、生活が大きく変わることになりました。

まとめ

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借金一本化の結果とその教訓

借金を一本化したことで、一時的には返済が楽になったように感じましたが、最終的には自己破産に追い込まれる結果となりました。

 

競売にかけられた持ち家が売れ、自己破産の手続きが終了するまでに約1年かかりました。

 

もう二度と借金はしないと強く感じています。

借金は日々のストレスの原因となり、一本化しても本質的な解決には至りませんでした。

 

借金の一本化を考える前に、できる限り早く借金を返済する道を模索すべきだと、今になって強く感じています。

 

借金問題に直面している方は、同じ道を辿らないように注意し、早めの対応を心がけてください。

この記事を書いた人

大福
大福

大福です。40代、うつ病と自己破産経験あり。現在無職で独身、未婚。彼女いない歴20年。母と同居しながら、再出発を目指す日々をブログで綴っています。同じような困難を抱える方々に少しでも力になれたらと思います。

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