親からの独立と一人暮らしの挑戦:自立への道のりと挫折
はじめに:親から離れて一人暮らしをする決断
30代後半、私は親から離れて一人暮らしを始める決断をしました。
ずっと母親と二人で暮らしていたため、独立するという選択は私にとって大きな挑戦でした。
私が独立を決意した背景には、仕事や人間関係、そして自分自身のメンタルヘルスにおいて深刻な問題を抱えていたことが大きく関わっています。
目次
ストレス診断でわかったこと
会社で行われたストレス診断をきっかけに、私の人生は大きく変わり始めました。
診断結果ではストレスレベルが非常に高いことが判明し、産業医から精神科の受診を勧められました。
やがて、うつ病とアスペルガー症候群の診断を受けることになり、診断書を会社に提出。
結果として、しばらくの間、休職することが決まりました。
弁護士との相談と生活保護の申請
その後、無収入になった私は、カードローンで生活を続ける日々が始まりました。
しかし、数ヶ月後には限度額がいっぱいになり、ついにお金を借りられなくなりました。
そんな時、知人に勧められ、弁護士に相談しました。
弁護士は私に生活保護の申請を提案し、親とは別世帯として一人暮らしをすることで申請が可能だということがわかりました。
競売物件である持ち家の売却と自己破産
生活保護が通り、私は親から離れて一人暮らしを始めました。
少しずつ快適な生活が始まったかに思えましたが、自己破産の手続きを進めることになり、実家が競売にかけられることとなりました。
最終的に家は競落され、母親は強制的に引っ越しを余儀なくされました。
私は自己破産を経て、経済的な再スタートを切ることができましたが、心の負担は依然として重く残りました。
母親の呪縛と再び戻った生活
一人暮らしを続ける中で、精神的には楽になった一方で、生活の面では困難が続きました。
うつ病の影響で、家事全般がうまくできず、最終的には母親が住む賃貸に戻ることになりました。
母親との生活に戻った私は、再び「毒親」の影響を強く感じる日々を送ることとなりました。
自分自身の教訓と次に向かう道
一人暮らしを放棄してしまった今、私は後悔の念を抱いています。
独立を続けていたら、もっと精神的に安定し、成長していたかもしれないという思いが消えません。
私の経験から言えるのは、一人暮らしや親からの独立は、すぐにでも始めるべきだということ。
特に親からの精神的な束縛を感じているならば、独立することが心の健康にとって重要だと実感しています。
最後に:私が伝えたいこと
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毒親からの解放:新たな人生を切り開くための第一歩
親から離れて一人暮らしをすることは決して簡単ではありません。
しかし、それは自立の第一歩であり、長い目で見れば精神的な自由を得るための大きなステップです。
今、同じように親から離れたいと悩んでいる方々に伝えたいのは、たとえ失敗しても、再挑戦することができるということ。
一度の挑戦でうまくいかなくても、自分に合ったペースで再出発を考えていきましょう。