毒親育ちでも、恋愛と向き合うことはできる。私の体験を通して考える
毒親に育てられたことで、恋愛に対してどこか冷めた感覚を持っている方もいるかもしれません。
私自身もその一人です。
しかし、そんな中でも自分自身を見つめ直し、どうすれば健全な人間関係を築いていけるのかを模索してきました。
この記事では、私が経験してきた恋愛についての体験を元に、毒親育ちがどのようにして恋愛と向き合っていけるのかを考えていきます。
目次
毒親育ちがもたらす恋愛への影響
私が幼少期に両親が離婚し、母と二人で生活してきました。
父親は浮気相手と再婚するために家を出ていきました。
その後、母は私に対して常に命令的で、自由な選択肢を与えてくれることはありませんでした。
「こうしなさい、ああしなさい」と言われる環境で育った私は、他人との関わり方がわからず、恋愛に対してもどこか距離を感じていました。
父親の影響と自分の行動
私の恋愛観に影響を与えたのは、父親の行動かもしれません。
浮気をして家を出ていった父親の姿が、私の中で何かを決定づけたように感じています。
私自身、過去に浮気をしてしまった経験があります。
それも、興味本位であったり、相手に対する感情が曖昧だったりと、冷めた気持ちのまま恋愛に向き合っていました。
このような行動を取ってしまうたびに、自分の中で「父親のDNAがそうさせているのかもしれない」と感じることがありました。
恋愛に冷めてしまう瞬間
恋愛をしても、長く続かないことが多く、最長でも3ヵ月ほどで関係が終わってしまいました。
浮気をした際には、彼女に正直に告白しました。
彼女は大泣きし、その後別れました。
その瞬間、私の中では何とも言えない虚無感がこみ上げてきました。
夜の営みの後、天井を見つめながら「何をしているんだろう…」とむなしさを感じることがよくありました。
浮気がもたらす自己嫌悪と解放感
浮気を告白した時、彼女を泣かせたことに対して、どこか心がスッキリした感覚がありました。
それは、長い間モヤモヤしていた気持ちが浮気の告白で解放されたからかもしれません。
しかし、その裏には父親の影がありました。
父親が浮気をして家庭を壊したように、自分もまた同じことをしてしまうのではないかという罪悪感。
それが、私の中で常に葛藤となって存在していました。
好きでもない相手との恋愛のむなしさ
私は、好きでもない女性に告白され、なんとなくOKして付き合った経験があります。
自分が好きな相手には告白できず、結果として好きではない相手とただ流されるままに付き合ってしまったことが多かったのです。
これが、恋愛に対する冷めた感覚の一因だったのかもしれません。
毒親育ちがもたらす結婚への不安
毒親に育てられた私は、「自分も毒親になるのではないか」という恐怖心を抱いていました。
この恐れが、恋愛や結婚への積極的な気持ちを抑え込んでしまっているのだと思います。
結婚しても、子どもを毒親にしてしまうのではないか。
そんな不安から、恋愛や結婚への意欲が失われていきました。
毒親育ちでも健全な恋愛を築くために
しかし、毒親育ちだからといって、恋愛を諦める必要はありません。
過去の経験を踏まえて、自分自身を見つめ直し、少しずつ他者との健全な関係を築くことが可能です。
重要なのは、まず自分自身を理解し、自分の感情や行動のパターンに気づくこと。
そこから、他者とのコミュニケーションを大切にし、信頼を築くプロセスを時間をかけて行っていくことが大切です。
結論:過去を乗り越え、未来の可能性を信じる
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母の呪縛から解放されるまでの歩み
毒親育ちであっても、恋愛に対して閉ざされたままでいる必要はありません。
私自身も、まだその過程の途中ですが、少しずつ自分を理解し、他者との関係を築くための努力を続けています。
恋愛は決して簡単なものではありませんが、過去の経験から学び、未来に向けて進んでいくことが大切です。
あなたも、自分自身と向き合い、前向きに恋愛や人間関係を築いていけるはずです。