自己破産後も消えない借金の幻 ― 仮想通貨に希望を託して
自己破産をして借金が免除されたはずなのに、まるでまだ借金を背負っているかのような感覚が消えません。
20年近くにわたって親から押し付けられた1500万円の借金。
その重圧が、うつ病と労務不能を招き、最後には生活保護を受けるまでに追い込まれました。
そして、債務整理の結果、自己破産に至ったのです。
自己破産は、最終手段として選ばれました。毎月の支払いに追われ、生きるだけで精一杯の中、借金と向き合い続けました。
リボ払いという借金の沼
住宅ローンやカードローンはリボ払いという形で続いていましたが、一向に借金は減りませんでした。
むしろ、リボ払いによって元本が減るどころか、利息ばかりが増えていく一方でした。
住宅ローンは35年ローンで、固定金利と変動金利を組み合わせたもの。
しかし、リーマンショックが起こったタイミングで不動産価値が大きく下がり、固定金利にしたことで余計な利息を支払う結果に。
クレジットカードのリボ払いも、元本が全く減らず、むしろ利息だけが増え続けるという悪循環に陥りました。
24時間、消えないストレスの影
毎月の支払いを続けても、元本よりも利息の方が多く、クレジットカードのリボ払いも解決策にはなりませんでした。
リボ払いというシステムに縛られ、なんとか毎月を乗り切っていたあの頃、返済できないストレスと、会社でのパワハラ、そして両親の離婚による家庭の問題が、わたしを追い詰めていきました。
日常生活も家庭も、すべてがストレスに覆われ、毎月の支払いが不安の種となり、精神的にも限界を感じていました。
弁護士事務所で言われた「自己破産一択」
家庭も職場もストレスだらけの生活の中、最終的には心療内科で「うつ病」と診断され、労務不能に。
そして、退職を余儀なくすることになり、生活保護を受けることになりました。
ケースワーカーの勧めで弁護士事務所に相談した結果、言われたのは「自己破産一択」。
その後、手続きを経て、ようやく借金が免除されました。
20年近く借金とストレスにまみれた日々の後遺症で、今でも無気力、無関心の状態が続いています。
仮想通貨に託す希望
借金はもうありません。
しかし、その重圧は今でも心の中に残っています。
まるで借金を背負い続けているかのような錯覚が消えないのです。
少しでも未来を明るくしたい一心で、仮想通貨を購入し始めました。
いつか、価値が爆発的に上昇することを夢見て、投資を続けています。
この仮想通貨が上がってくれれば、やっとお金の呪縛から解放される日が来るかもしれません。今はそれに期待するしかないのです。
まとめ
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自己破産は借金からの解放を意味しますが、心に残るストレスや不安感は簡単には消えません。
今は、仮想通貨にわずかな希望を見出していますが、未来がどうなるのかはまだわかりません。