アルバイトが受からない場合どうしたらいいか体験をまじえて書きます

今までアルバイトの方々の面接を担当してきた元人事部の面接官です。数々の履歴書を見てきたり、応募電話、面接に至るまで、一通りのことを対応してきました。
その中でアルバイトに受からないポイントや受かるためのポイントも合わせて書いていきたいと思います。
目次
履歴書がダメなポイント
そもそも、履歴書がダメなパターンがあります。
履歴書を見た瞬間に面接したくないと思ってしまうことがあります。
特に字が汚い、適当に書いてきたような履歴書を作成してしまう人は、面接でもダメだな・・・
って思ってしまいます。第一印象は面接ではなく履歴書から始まっています。
履歴書の不備
履歴書の不備が目立つのはよくありません。
不備と言っても幅広いのですが、学歴、職歴などが書いていないとか、適当に書いてあるみたいな履歴書はよくありません。
資格も持っているなら書きましょう。
誤字、脱字が多い
読んでいて、誤字、脱字が多いと、一緒に働きたいとは思えないです。
漢字がわからないなら、ひらがなで対応するのも一つの方法です。
誤字、脱字をしてしまうくらいなら、ひらがなで書いてしまった方がマシです。
面接官が履歴書を読んでいて、誤字、脱字が多いとそれだけでアルバイトの面接の印象がよくなくなります。
空欄が多い
空欄が多いと面接官はなえてしまいます。熱意を感じません。
職歴がないのであれば、なしと書きましょう。資格がないのであれば、なしと書きましょう。
ただ、志望動機は書きましょう。お金を稼ぎたいから。
だけでもいいので、簡単でもいいので、空欄がないようにしましょう。
写真の表情
写真の表情も結構重要です。写真を撮るならインスタントではなく、写真屋さんのスタジオで撮影することをオススメします。
一番よくないのが、顔の表情が怖い、暗い、私服で撮影しているなどです。
また、普通にどこかへ出かけた時の写真を切り取って貼り付ける人もいましたが論外です。
履歴書の写真はきちんとしましょう。スーツを着ている状態がベストです。
もしくは、えり付きのワイシャツとジャケットでもいいので、いい上半身にして撮影しましょう。
履歴書に写真を貼っていないこと
ごくまれにいらっしゃいます。履歴書に写真を貼っていないで履歴書を提出される方が・・・。
面接したことありますが、履歴書に写真を貼っていないで採用された例は、ほぼありません。
履歴書の写真を貼っていない原因を聞くとたいがい、急いでいたから、とか、取れてしまったからとか、ですが、提出する前に、せめて、確認をするか、受付時に渡すときにひとこと、どうしても取れてしまったとか、伝えておくなら、まだしも、シレっと提出されても困ります。
履歴書に写真を貼っていないことは、ほぼ論外、受からないと考えてもいいでしょう。
どうしても、当日に写真を貼り付けたけど、貼り付けが甘くてはがれて紛失してしまったなら、そのことを受付時に伝えましょう。印象が全然違います。
応募電話のダメなポイント
応募の電話の時点で、この人はダメだろうと思うこともあります。
そういう場合は、チェックを付けたり、色を変えたりして、要注意人物との面接としてチェックすることをしたことがあります。
応募電話の時点で面接する前から合否を判定されてしまわないように注意を払った方がいいポイントを書きます。
敬語を使えていない
そもそも、敬語が使えていないと、ダメです。
タメ口で友達と会話するようなフランクな感じで来られると社会常識がないと認定されてしまいます。
敬語は普通に使いましょう。応募先にいきなりなれなれしい態度の電話は、印象が良くありません。
何が言いたいのかよくわからないこと
何が言いたいのか、わからない電話、たまにあります。
応募したいのか、何なのか、わからない電話は困ります。
せめて、何を見て応募の電話をしてきたか言ってくれたら、わかるのですが、何を見て応募してきたか、それすら言われなかったら、応募なのか、ビジネスの話なのか、わかりません。
応募する時は、応募で見たチラシ名やサイト名を言いましょう。
電話で話す声が小さいこと
電話で話す声が小さいと、そもそも、話になりません。
ボソボソと話されてもわかりません。きちんと敬語を使って、堂々と話ましょう。
緊張して声が裏返るくらいなら、まだかわいいからいいのですが、そもそも声が小さいと、
何ですか?
もう一度、お願いします!
とこちらが繰り返し聞かないといけないので、困ります。
応募先がいそがしい時間帯にかけてしまう
応募先である企業が忙しい時間帯にかけてしまうのは、よくありません。
たとえば、お昼休みの時間帯です。どうしても、ダブルワークの都合上で応募先企業が忙しい時間帯に電話を掛ける際は、お忙しい時間帯に申し訳ございません。
とひと言を付け足すと印象が全然違います。
わかっているけど、やむなく電話をかけてきたのだなって気をつかうことができます。
平気で応募先が忙しい時間帯に、ひと言の配慮もなく応募の電話をしてくるのは、面接前から印象がよくありません。
面接のダメなポイント
面接のダメなポイントを書いていきます。
面接は書類選考を通過して最後の難関なので、慎重にかつ丁寧な対応が求められます。
いつも通りの自分を出しつつも、面接官に経緯をはらう対応をしましょう。
面接時間に遅刻をしてしまう
面接時間に遅れてくるのはお話になりません。
まだ、面接に遅れる前に、道に迷ってしまっているとか事前に電話をくれたらいいのですが、電話もなく普通に遅刻されてしまうと次の方の面接時間に支障をきたしますし、時間にルーズな方は、出勤時間もルーズな可能性があると思われてしまいます。
面接時間ギリギリの1分前でもいいので、面接時間はきちんと間に合うように行きましょう。
言葉が適切ではない、ていねいな言葉づいができない、または、あいさつをしない
言葉が適切ではないと感じること、例えば、敬語がなっていなかったり、最初のあいさつができないのは、減点です。
お時間を取っていただいてありがとうございます。
初めまして、〇〇と申します。
など、ひと言あいさつできるかできないかで印象がまったく違います。
敬語はたとだとしくでもいいので、正しい言葉遣いをしましょう。
緊張してしまって、どうしようもないときは、素直に、緊張してしまって・・・と正直にいいましょう。
面接官としては、落ち着いていいですよ、とか、ちょっと気晴らししましょうかなど、助け船を出すことができます。素直な方は面接でも好印象です。
面接時の態度がよくない、足を組んでいる、スマートフォンを見ていたり面接態度が悪いなど
たまにいらっしゃいますが、面接の態度が良くない方がいらっしゃいます。
足を組んでいる姿は普通にわかります。印象はよくありません。
スマートフォンが主流な時代とは言え、面接中にスマートフォンを出すこと自体よくありません。
予定の確認をする意味で出すのはいいですが、それ以外で必要外でスマートフォンを出すのはよくありません。足は組まず普通に座りましょう。
清潔感がないこと、汚れ、においがあること
不潔な感じがあると一緒に働きたくないなって思ってしまいます。
前日にお風呂に入って、きちんと身だしなみを整えましょう。
清潔感を感じないと、一緒に働きたくないと思ってしまいます。
汚れのある服装や香水がキツイ、もしくは、お風呂に入っていないから、異臭がするとか、よくありません。
前日にはお風呂に入って、きちんと全身を洗って、洗い立ての服を着用して、面接にのぞみましょう。
そもそもシフトに入れないこと
話が進んで、シフトがどれくらい入れるか聞かれて、ほとんど入れませんと言う方は、働く意欲があるのかな・・・って思ってしまいます。
アルバイトで稼ぎに来ているのですから、入れるシフトもある程度、予測はできるはずです。
わかりませんとか、この日は無理です、その日も無理ですとか、融通が利かないと面接では不利になります。
アルバイトで採用を目指すならある程度の予定の感覚を持っておきましょう。
希望勤務曜日、時間が限られていること
応募者と応募先会社の希望勤務日時がどうしても合わないこと・・・。
ただ、求人に希望勤務時間や曜日を書いているので、それに合わせて入れる人を募集しているのに、たまに、無理と言う方がいらっしゃいます。
無理だったら最初からなぜ応募してきた・・・って思ってしまいます。
求人の内容をきちんと確認しましょう。
志望理由がズレていること
志望理由がズレていることがあります。アルバイトは単純明快でいいです。
アルバイトで稼ぎたいからだけでもいいです。
自宅が近いからアルバイトしたい、お店が好きだからアルバイトがしたいだけでもいいのです。
それなのに、グダグダとわけのわからないことを永遠と語りだす人がいらっしゃいます。
あまり、小難しい人をアルバイトとして雇いたいとは企業は思いません。
アルバイトは素直で健康で清潔感があって常識のある人を採用したいのです。
アルバイトに受かるためのポイント
今まで書いてきた中で要所、要所で書いてきましたが、アルバイトに受かるためのポイントを書きます。
これらを見直すだけでも全然変わってくるかと思います。
私が面接官だったらこういったアルバイトの人材が欲しいと思う主観になってしまう部分もありますが、書いていきます。
履歴書をきちんと見直しましょう
履歴書の誤字、脱字、空欄をなくしましょう。
履歴書の写真もはがれないようにきちんと貼り付けましょう。
写真の表情が険しかったり、怖かったり、暗かったりしていませんか。
履歴書の写真は応募者そのものをあらわしています。
履歴書の写真、学歴、職歴、資格がないならないと書いて、志望動機はひと言でもいいから書きましょう。
身だしなみを整えましょう
清潔感のある服装、汚れのない服装、前日にお風呂かシャワーに浴びて全身を洗って、体臭などを取り除きましょう。
基本的に香水は、控えましょう。ニオイ対策として、どうしても香水をふりたい場合は少量にしましょう。
すれ違った時に、ちょっとフワッとするくらいが適切です。
印象の良い態度を取りましょう
敬語を使いましょう。面接中に足を組んだり、スマートフォンを不用意に出すのはやめましょう。
あいさつはきちんと自分からしましょう。
いつもより、ちょっと気合を入れているくらいがいいです。緊張してしまってもいいので、声が裏返ってもいいので、元気よくハキハキと堂々としましょう。
なかなかアルバイトに受からない原因を改善して、次こそバイトに受かりましょう。あきらめずに挑戦し続けることが大切です
アルバイトに受からないからと落ち込む必要はありません。
アルバイトは数打てば、いつかは採用されます。
アルバイトの選ぶ業界、職種が自分に合うかどうかも見極めることも大切です。
アルバイトとして働きたい会社、将来的には正社員として働きたい会社があれば、どんどん応募しましょう。
一つの会社に受からなかったからと気にする必要はありません。
アルバイトの履歴書をどんどん書いて、どんどん応募して、どんどん面接しましょう。応募の数をこなすことも立派な経験です。
まとめ
▼関連記事▼
アルバイトで学んだことについて体験をまじえて書きます
フリーターがバイトに受からないについて体験をまじえて書きます
バイト受からない顔について体験をまじえて書きます
バイト受からない女性について体験をまじえて書きます
元人事部として面接官を担当した時の風景を思い浮かべながら書きました。
面接官としても人選が大切になってくるので、変な人を会社に入れたくないという気持ちがあります。
アルバイトは、元気がよくて清潔感があって常識のある言葉や態度をしている方を積極的に採用したいと考えます。多少演技することも大切です。
いつもは、暗いけど、面接の場では明るく振る舞うことも大切です。
いつも、ありのままの自分を受け入れてもらおうとして、素の状態をそのまま面接の場で出すとよくないこともあります。
面接の場は我慢の時間帯ととらえて、普段使っているスマートフォンをしまいこんで、普段足を組んでいたら、組まないように努力して、普段敬語を使っていないなら、敬語を使うように努力することが大切です。
面接は我慢の時間帯であって、努力の時間帯でもあります。
ありのままの自分をそのままではなく、社会に出た時の自分を出すことも大切なことです。
履歴書を書く枚数、応募する数、面接の場数を経験すればするほど、採用のされ方が見えてくると思います。