正社員とアルバイトの違いについて体験をまじえて書きます
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アルバイトと正社員の違いについて元人事部に配属になっていた私が語ります。結論は、アルバイトと正社員の大きな違いは責任の部分が大半を占めています。
あとは、給料がアルバイトが時給に対して正社員は月額になっている点でしょうか。福利厚生もアルバイトはありませんが、正社員はあります。アルバイトと正社員の違いについて詳細に書いていきます。
目次
アルバイトと正社員の違いとはなんでしょう
アルバイトと正社員の違いについて項目ごとに書いていきます。
私はアルバイト、派遣社員、正社員と経験してきました。そのうちの2社では人事部に配属になったことがありますので、応募や雇用に関わってきました。
その中で、特にアルバイトと正社員の違いが大きいと感じる部分を書いていきます。
雇用期間です
雇用期間は正社員は無期限です。
アルバイトも無期限ではありますが、事業縮小など、事業撤退など、会社の規模を小さくするなどの事態が起った場合、アルバイトがまっさきに経費削減のために雇用契約が終了してしまう目にあうこともあります。
また、会社によっては、雇用契約書で何ヵ月ごとに更新とか何年ごとに更新とか書かせる会社もあります。アルバイトは無期限に働けるとは限らないです。
給料体系です
正社員は月収ですが、アルバイトは時給制です。
正社員は大型連休があっても給料に響かないです。
アルバイトは大型連休があった際に、給料に影響します。働くことができないからです。
ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始など、会社のカレンダーに合わせてするアルバイトをしている場合、大型連休に給料が左右される可能性があります。
正社員はボーナス、賞与があります。アルバイトは賞与がありません。
勤務時間です
正社員は基本的に始業時間から終業時間まで働かないといけません。
アルバイトは始業時間、終業時間を自分でコントロールすることができます。
正社員は遅刻、欠勤、早退したら、その分、給料が天引きされます。アルバイトは時給制で時間給なので自分でアルバイトで働く時間をコントロールできます。
社会保険への加入義務です
正社員は健康保険、厚生年金、雇用保険の加入が普通にあります。
アルバイトはない場合が圧倒的に多いです。アルバイトも働いている日数や働いている時間によっては加入できるのですが、だいたいの会社がアルバイトには社会保険の加入を見送る会社が多いです。
ですから、アルバイトは社会保険の加入がされない可能性が高いと考えた方がいいでしょう。
アルバイトと正社員をメリット、デメリットで比較してみましょう
アルバイトと正社員のメリット、デメリットを比較していきましょう。
先に書いたことでだいたいメリット、デメリットとなるようなことを書きましたが、見出しに合わせて書いていきたいと思います。
アルバイトのメリットとは
アルバイトのメリットは、働く時間をコントロールできることです。正社員は働く時間をコントロールできません。そういった意味ではアルバイトのメリットの一つではないでしょうか。
正社員が働いているのを横目にあらかじめ決めていた時間に退社することができることがアルバイトの大きなメリットだと感じます。また、責任の度合いがアルバイトと正社員では全然違います。
アルバイトは責任が軽いです。正社員は責任が重たいです。アルバイトが失敗したミスは正社員の責任になることがあります。アルバイトはある程度失敗が許されるゆるい雇用形態ともいえるでしょう。
アルバイトのデメリットとは
アルバイトのデメリットは、時給制なので、時間を投資していかないとお金にならないことです。カレンダー通りのアルバイト先だと大型連休に給料が左右されやすいです。
ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始に休まないといけない会社であれば、もらえる給料はかなり減るでしょう。そういった意味では大きなデメリットとなる可能性があります。
正社員は賞与がありますが、アルバイトは賞与がありません。もらえるお金に大きな差が出てきます。雇用期間も正社員は無期限ですが、アルバイトは期間雇用契約書を作っている会社だと無期限で働くことができない可能性があります。
事業縮小や事業撤退など、アルバイトが必要なくなったら、アルバイトは切られる可能性があります。また、社会保険の加入も厳しいと感じた方がいいです。正社員は当たり前のように社会保険に加入できますが、アルバイトで社会保険を適用してくれる会社はマレでしょう。
働く日数、働く時間によって社会保険の加入はできるのですが、それを認めてくれない会社が多く存在します。
アルバイトと正社員を選ぶ際の考え方とは
アルバイトは働く時間をコントロールできますが、正社員は基本的に始業時間から、終業時間までいないといけません。仕事が残っていたら残業しないといけません。
アルバイトは残業は基本的にありません。会社によっては、残業をアルバイトに任せることもありますが、会社によります。正社員の給料は大型連休に左右されないですし、社会保険の加入も普通にできます。
アルバイトに向いている人の特徴とは
アルバイトに向いている人の特徴とは、働きたい時間に働くスタイルがいい人にとってはアルバイトは好都合でしょう。正社員は決められた時間はきちんと仕事しないといけません。
アルバイトは正社員より遅い時間に出社して、正社員より早く退社することができます。
会社の都合、自分の都合に合わせて出勤、退勤時間を選べることがメリットと考えている人にとってはアルバイトに向いている人と言えるでしょう。
アルバイトから正社員になるのはアルバイト先と信頼関係を築き「正社員登用制度」を利用すると良いです
アルバイトから正社員へ転職することも選択肢のひとつです。アルバイトで働き続けて、お互い信頼関係が築けるようになったら、正社員登用の話が来ることもあります。
アルバイトから正社員に登用されることは珍しい話ではありません。会社としても、応募の求人を出さなくてすみますし、アルバイトとして実績を出している人を放っておかないでしょう。
会社として正社員が必要になった時、アルバイトとして実績を出していたら、正社員用の話が来ることがあります。どちらを選択するのは自分自身で決めたらいいと思います。
責任がある仕事をしたいならバイトより正社員がオススメです
責任がある仕事がしたい、アルバイトより大きな仕事がしたいのであれば、単純に正社員がオススメです。アルバイトは正社員の雑用をすることが多いです。
正社員になるとアルバイトに指示する側になります。アルバイトに働いてもらう立場になります。正社員になると責任が大きくなりますが、待遇がアルバイトと全然違います。
アルバイトは時給制ですが、正社員は月給制です。大型連休に給料は左右されません。会社の実績次第で賞与も発生します。福利厚生も充実しています。
退職金も会社によってはあります。財形貯蓄などの仕組みがあったり、正社員ならではの恩恵を受けることができます。アルバイトは恩恵が少ないですが、正社員は責任が大きくなる分、恩恵が大きくなります。
将来的に長く会社で働きたいなら正社員がオススメです。
アルバイトと正社員、それぞれのメリットとデメリットを天びんにかけて自分に合った道を選びましょう
アルバイトと正社員、それぞれのメリット、デメリットについて書きました。アルバイトにはアルバイトの良さがあります。正社員は正社員の良さがあります。
どちらもメリット、デメリットがあります。働くにあたって、将来的にアルバイトとして、ずっと続けるか、いずれは正社員として働くかは、今のアルバイトをがんばりながら決めてもいいです。
今のアルバイト先でがんばり続けたら正社員登用の話が来るかも知れません。
まとめ
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アルバイトと正社員の違いについて、元人事部の視点から思いつくことを書きました。
将来的に長く会社で働きたいなら正社員です。時間に縛られるのが苦手で、いろんな経験を転々としたいのであれば、アルバイトがいいです。
アルバイトをダブルワークしている人も珍しくありません。一つの会社で一つの仕事をするのが退屈な方にとっては、アルバイトと別のアルバイトを掛け持ちしてダブルワークする方法もあります。
時間の管理や体調管理が大変になりますが、いろんな人材との出会いだったり、いろんな仕事が平たくできるのがアルバイトのメリットではないでしょうか。
正社員でもダブルワークできなくはないですが、会社によっては正社員の仕事量的にダブルワークをやりたくてもできない会社もあるでしょう。
正社員は、その日の仕事の出来によって残業が発生することもあります。正社員とアルバイトのダブルワークはキツイと感じます。
その代わり、一つの会社でコツコツと責任の大きな仕事を任されて、月の給料が安定しています。会社の業績次第では賞与もでます。福利厚生も充実しています。
退職金も出る会社もあります。アルバイトと正社員の大きな違いは働く時間とお金でしょう。